自分を好きになってください。

心理カウンセラー 青山 由

くれのあさん、こんにちは。
今回の台風は大丈夫でしたか？

ご相談、拝見しました。
いろいろと悩んでいるようですね。
悩み事が多いと普段楽しいこともいつものように楽しめなかったり、
勉強にも集中できなかったりと
ご苦労があると思います。
頑張っていますね。

ただ、この相談内容を見ると
とても自分に自信がないように感じましたが、
いがかですか？

くれのあさんのお悩みのとおり、
日々の生活の中には、楽しいこともあれば、
自分の苦手なことやあまり気の進まない行事などもあります。
また、友だちと上手に付き合わなくちゃ‥など
人は、いろいろなことを悩み、考えながら生きていると思います。

今、くれのあさんは“思春期”の真っただ中ですね。
“思春期”は心も体も大人へ変化する時期ですから
どうしても気持ちの上で不安定になってしまいます。
しかし、
この時期にいろいろな経験をし、学んでいくことで
少しずつ大人になっていきます。
言わば“思春期”は、大人になるために
ぶち当たる壁なのです。

そして、この壁を上手に壊して行くために必要なのは
　　　　　『自分を好きになること』
です。

「どうせわたしなんか‥」
と、自分を否定ばかりし
ていると、
友達との付き合いも
ぎこちないものとなってしまいます。


くれのあさんは「自分が好き！」ですか？

人は誰にでも、長所と短所があります。
必ず良いところはあるのに
短所ばかりに目が向いてしまい、
「こんな私は嫌だ。」
と考える人がとてもたくさんいるのです。

自分の短所を理解した上で、
上手に短所と付き合っていくことが一番いい方法です。
「自分のこんなところは嫌だけど、これが私なんです。
それに、いいところもたくさんあります」
と自分を認めてあげることです。
つまり、『短所があって当たり前』と思うことです。
そう思うことで、
自己肯定感が高まり、自信がつき
ストレスなども軽減されるでしょう。

・同級生に嫌われたくない
・緊張してしまうとお腹がいたくなってしまう
・ストレスを感じ、自分の身体を傷つけてしまう
という、くれのあさんのお悩みも
減少していくのではと思います。

そして、
苦手なことや、正直やりたくないことを多少無理をしてでも
成し遂げることによって
「嫌だったけど、頑張ってできた」
と、成功体験を得ることができ、またそれが自信へとつながっていきます。
完璧にできなくていいのですよ。
自分の出来る範囲で、自分のペースでやればいいのです。
もし、周りの目が気になるのなら
先に、
「私は、プレッシャーに弱く緊張しやすいのでうまくできないかもしれないけど
自分の出来る範囲でやってみます」
と伝えてみてください。
きっと、あなたの誠実な気持ちを
理解してくれることでしょう。


是非一度、ご自分の長所と短所を考えてみてください。
そして、短所ではなく、長所を大事にしてあげてください。
きっと、今まで以上に自分を好きになることが
できると思います。

また、『短所があって当たり前』ですが
短所は周りの人には理解されにくいものです。
たとえ、仲の良い友だちにも
理解を強要することは避けたほうがいいですね。
逆に、人の短所が見えてしまったときに
「誰にでも短所はある」と考えることができれば
嫌な気分になりにくいですよね。


くれのあさんの学校生活が
より楽しく、有意義に過ごせるよう
お祈りしています。

回答日時：2011年9月 4日(日) 10:23 JST

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